8歳の娘と歳の差40歳父の子育てブログからのリニューアル


by dah_san
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図書館で借りた本を読んでいる

今、図書館で借りた本を読んでいる。

特に子どもが生まれてからは、買うよりも借りるほうが圧倒的に多い。
もちろん経費節減。

今、どんな本を読んでいるかは恥ずかしいから言わないけど、でもブックカバーはつけず剥き身で持ち歩いてて、電車の中とかドトールとか、ところかまわずバッグから取り出して読んでいる。
「あの人、図書館で借りた本読んでるよ」とか目の前のOLに思われてんだろうなぁ、とか思いながら。

で、昨日図書館で借りた本読みながらふと思い出した。

今から20年近く前のことだ。

当時新卒で入った会社に三か月だけ仮配属されてた部署で、いつも図書館で借りた本を持ってる先輩がいた。

30代半ば、妻子持ち。家は立川とかの都営団地で、中央線に乗ってる間中、図書館で借りた本を読んでいるみたいだった。

学生時代、学校の図書館ですら足を踏み入れたことのない俺には、図書館で借りた本を恥ずかしげもなく持ち歩いてるその人のことが奇妙に映った。大人でも本って借りるの?みたいな。

いい年こいた大人が、しかも出版社に勤務する人間が、読みたい本も買えずに子どもみたいに図書館で借りるなんて。
とか。

そんなふうにその人のことを思った。でも先輩は自虐的な口調で「小遣い少ねぇし遊ぶ金もないから本借りて読むぐらいしか出来ないんだよ」と、言いながらも、会社近くの居酒屋でよく奢ってくれた。カード払いで。

俺は彼のことをかすかに軽蔑していた。
小さい娘がいて、すごく可愛い。でも金がない。そんな俺みたいなヤツには図書館って助かるよ。

みたいなことを何の衒いもなく言うプライドの無さがイヤだった。
金がなくても娘が可愛いから十分幸せだ、みたいな感じが。

それから5年ぐらい経って、誰かの結婚パーティだかで、その先輩が家族連れで会場に来ていた。
とっくに俺は違う部署で違う仕事に没頭していて、その先輩に娘がいたことも忘れていたんだが、そこで初めて会ったその子が、ものすごい可愛い女の子で、そのことに驚いたのはよく覚えている。この子は将来、そうとうキレイな女性になるなぁ、みたいな印象。

結婚の「け」の字も考えてなかった当時の俺が、そこで「家庭っていいな」と思うことは1mmもなかったけど、でも金がなくて図書館で本を借りてる貧しさと引き換えに、先輩にはこんな可愛い子どもが家にはいたんだな、という妙に納得した気持ちになった。


……ということを、図書館で借りた本を渋谷の喫茶店で読んでる最中に思い出した。
ただそれだけ。


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by dah_san | 2010-05-20 07:01 | 子育て | Comments(0)